静岡県警察本部の刑事部機動捜査隊に所属する50代の男性警部補が、勤務中に複数回にわたってのゲームセンターを訪れ、クレーンゲームに興じていたことが明らかになった。部下の30代男性巡査部長に自身が欲しいフィギュアを取らせ、うまく取れないと叱責していたという。
静岡県警は2026年7月9日付でこの警部補を減給10分の1・1カ月の懲戒処分とした。また、ゲームセンターにいた時間を時間外勤務として申請して手当を不正に受給していたことも発覚しており、公務員の勤務管理のあり方を揺るがす事案として注目されている。
事件の概要

経緯
静岡県警によると、この警部補は2025年11月頃から2026年2月頃にかけて、勤務時間中に少なくとも8回、ゲームセンターに立ち寄っていたとされる。訪れた際には部下の30代男性巡査部長を同行させ、自身が欲しいフィギュアの入ったクレーンゲームに挑戦させていたという。
また、思うようにフィギュアが取れない部下に対して「人の金だと思って真剣にやってないだろ」などと叱責していたことも分かっている。待機中の時間を私的な娯楽に充てたうえ、部下に威圧的な言動を取っていた点が問題視されている。
処分と送検の状況
警部補はゲームセンターで過ごした時間を「時間外勤務」として申請し、約3,700円の手当を不正に受給していたことも判明した。静岡県警は2026年7月9日付で、この警部補を減給10分の1・1カ月の懲戒処分とした。
この警部補は「自分の中での線引きが甘く、安易な考えでやってしまった。相手の気持ちを理解しておらず申し訳ない」と述べているという。また、静岡県警の警務部長は「組織として重く受け止める」とコメントし、職員指導の強化と再発防止に取り組む考えを示した。
どのような罪に問われる可能性があるか

法令解説その1:地方公務員法
今回の行為でまず問題となるのが、地方公務員法が定める職務専念義務と信用失墜行為の禁止である。勤務時間中に職務と関係のない行為をしていたことは、この義務に反する可能性がある。
地方公務員法(職務専念義務)とは?
地方公務員法は、地方公務員が守るべき服務規律を定めた法律。第35条は勤務時間中に職務にのみ専念する義務を規定しており、第33条では信用失墜行為を禁じている。重大な違反があれば懲戒処分の対象に。
法令解説その2:詐欺罪の可能性
時間外勤務手当を偽って申請し受給していた点については、金額の多寡にかかわらず詐欺罪に問われる可能性も指摘されうる。ただし今回のケースでは刑事事件としての立件・送検は報じられておらず、内部の懲戒処分にとどまっている。
詐欺罪(刑法246条)とは?
詐欺罪は、人を欺いて財物や利益をだまし取る行為を罰する刑法上の犯罪。虚偽の申請で手当を受け取る行為も、要件を満たせば詐欺罪に該当し得る。成立すれば10年以下の拘禁刑に。

手当の不正受給は金額が少額でも、故意に虚偽の申請をしたと認められれば刑事責任を問われる可能性はゼロではないよ。今回は懲戒処分のみで送検の報道はないけど、今後の対応次第では状況が変わることも考えられるね。
ネットの声


さすがにこれは笑うしかない…勤務中にクレーンゲームって、逆に清々しいレベルの不祥事だ。

酔っ払いがちょっと警察官に触れただけで公務執行妨害で捕まるのに、警察官本人が勤務を放棄してこれか。むしろこっちの方が重い罪にしないとおかしいだろ。

それより気になるのは、50代のおっさんが本気で欲しがってたフィギュアが結局何だったのかってことだ。

上司が部下を私的な用事に付き合わせて、しかも出来が悪いと叱るなんて、完全に立場を利用したパワハラだと思う。組織内の力関係が歪んでいることを示しているよね。

減給10分の1・1カ月だけで済むのは軽すぎるように感じるよね。不正受給までしてるんだから、もっとしっかり調べて再発防止策を示してほしいね。
まとめ
今回の事案は、静岡県警本部の50代警部補が勤務中にゲームセンターへ通い、部下にクレーンゲームをさせたうえで叱責し、その時間を時間外勤務として不正に申請していたというものだ。静岡県警は2026年7月9日付で減給10分の1・1カ月の懲戒処分とした。
手当の不正受給や部下への威圧的な言動は、組織の勤務管理と職場環境の両面に疑問を投げかけている。今後の静岡県警の対応を継続して注視していきたい。



